神戸市「孤独」担当の局長新設へ

===== 引用はじめ

 新型コロナウイルスの影響が長引く中、人との関わりが減り孤立し、孤独に陥る若者などの増加が懸念されています。

 こうした中、神戸市は新年度、孤独や孤立の問題に取り組む「子ども未来担当局長」を新設する方針を固めました。

 初代の担当局長として、内閣府の大臣官房総務課で企画官を務める中村明恵氏(42)を起用する方針です。中村氏は、平成13年に内閣府に採用され、これまでに、少子高齢化社会の研究・分析や消費者行政を担当したほか、ひきこもりの若者の支援や子どもの貧困問題への対応にも携わってきました。

===== 引用おわり

03月17日 18時27分  NHK関西 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210317/2000042614.html
動画があります。

 イギリスでは、「孤独担当大臣」を立ち上げ、
https://globe.asahi.com/article/13016730

 日本でも、「孤独・孤立対策室」を立ち上げた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE192HY0Z10C21A2000000/

 いずれも対象者が広範にわたって見えにくいが、神戸市は「子ども未来担当局長」と絞って分かりやすくなった。しかし、閉じ籠っている孤独な高齢者、社会から孤独している成人、子育てで孤立している人、世代にかかわらず貧困が原因で孤立している人、精神的な悩みを抱えて孤独な人、…などにみられるように、「孤独・孤立」は結果であり、原因は多様。その原因によって対策が変わってくる。

 放っておけない課題ではあるが、手を付けようとすると呆然自失になるだろう。神戸市は、見捨ててしまう層が出る一方、的を絞ることにより少しは取り組みやすくなるだろう。ただ、対象年代を絞ったところで、原因が激減するわけではない。

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