(2555a)【自治会】国勢調査員が集まらない…自治会長の苦悩 市町は公募に注力、福井
【 国勢調査員 】加入世帯だけで660軒を超える福井市森田地区の上野本町自治会。今年初めて自治会長になった北嶋孝夫さんは3月下旬、地区の自治会連合会の会合で、調査員6人を推薦するよう求められた。自治会役員らに相談したところ「仕事があるので厳しい」「そもそも自治会が担うべき内容ではないのでは」などと難色を示された。
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記事:国勢調査員が集まらない…自治会長の苦悩「調査方法に限界」 市町は公募に注力、福井、https://news.yahoo.co.jp/articles/eac7da0e602b12b13d6d6da05db3c82cb828e0b8
【情報発信者より】
5年に1度の国勢調査が今秋、全国一斉に行われる。福井県内でも市町が調査票の配布・回収などに当たる調査員の確保を進めているが、福井市内の自治会長から「調査員を推薦するよう連絡があったが集まらない」との訴えが、福井新聞の「ふくい特報班」(ふく特)に届いた。 加入世帯だけで660軒を超える福井市森田地区の上野本町自治会。今年初めて自治会長になった北嶋孝夫さん(67)は3月下旬、地区の自治会連合会の会合で、調査員6人を推薦するよう求められた。自治会役員らに相談したところ「仕事があるので厳しい」「そもそも自治会が担うべき内容ではないのでは」などと難色を示された。
顔なじみの調査員経験者や元役員らに頭を下げ、なんとか3人に引き受けてもらえたが、自身を加えてもまだ2人足りない。「世の中どこも人手不足なのでなかなか集まらない。調査方法の限界に来ているのでは」と嘆く。
調査員の確保は市町村の役割で、福井市は毎回、市内各地区の自治会連合会長に調査員の推薦を依頼している。市は1100人以上必要と見込み「調査区域の実情を把握している調査員を確実に確保するため、自治会に依頼する形をとっている」(行政DX推進課)と説明する。自治会からの報告期限を4月30日に設定し「遅くても5月末までには確保したい」とする。
一方、調査員の公募に力を入れる自治体も増えている。約350人が必要な敦賀市は前回、自治会への推薦依頼と並行して調査員を1カ月間公募したが1人も集まらなかったため、今回は公募開始時期を前倒しして期間も2カ月半に延ばした。鯖江市は公募に加え、前回調査員を務めた市民にも声をかけて約250人を集めたい考え。
