神戸市のコロナ対策を担う「かんぽけん」って何だ?
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神戸市の久元喜造市長は、3月25日に「神戸市役所」(神戸市中央区)でおこなわれた定例会見で、新型コロナウイルス感染症の陽性件数や変異株の状況について説明し、あわせて新年度の体制強化・変更を発表した。
「苦渋の選択だが、通常医療を制限せざるを得ない」と、受け入れ病床数を現在の189から最大確保数の211に拡大するよう、市民病院機構に要請したことを明かした。
新年度からの体制強化のなかで、対応にあたる健康局の職員増員のほかに「環境保健研究所」の名前を「健康科学研究所」に変更することが発表。久元市長は、市民にあまり知られていない「環境保健研究所(以下、環保研)」の役割を改めて紹介した。
神戸市で変異株の確認数が多い理由は、国の要請よりも(コロナ陽性者全体に対する変異株の)検査率が高いためだが、高い割合を保てるのは、環保研が独自で「国立感染症研究所」と同じ検査(ゲノム解析)ができるからだ。
厚生労働省が3月23日付けで発表した「都道府県別の変異株確認数」は、もっとも多いのが兵庫県で161、次が大阪府の105、東京都はわずか18だ。これについて久元市長は、「陽性件数がはるかに多い東京都が18というのは、違和感を覚える。全国まんべんなく検査がおこなわれるよう、厚生労働省には要請している」と話した。
神戸市環境保健研究所
(令和3年4月1日より、「神戸市健康科学研究所」に名称が変更されます)
https://www.city.kobe.lg.jp/a26304/kenko/health/kensa/kih/index.html
<出典>
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06934e5b3c82677f5f53c5622f1f06b6553f827